ハワイ語のMahalo(マハロ)は、「ありがとう」としてよく知られています。
でもMahaloには、感謝だけでなく、称賛や敬意、高く評価するという意味もあります。
そして、感謝をもっと強く伝えたいときに使われるのが、Mahalo nui(マハロ・ヌイ)です。
「ありがとう」と覚えていたMahaloを少し深く見てみると、そのことばの広がりが見えてきます。
Mahaloは「感謝」と「敬意」
Mahalo(マハロ)は、何かをしてもらったときに使う「ありがとう」だけではありません。
相手の行いや人柄を認め、称賛したり、敬意を表したりするときにも使われることばです。
たとえば、誰かが親切にしてくれたとき。
「助かりました」
「してくれてうれしいです」
「お心遣いがありがたいです」
そんな気持ちが重なる場面で、Mahaloということばが使われます。
日本語では一言で「ありがとう」と訳されることが多いですが、Mahaloには、それより少し広い意味があります。
Mahalo nui―感謝を「大きく」する
nui(ヌイ)は、「大きい」「多い」「たくさんの」という意味を持つハワイ語です。
Mahaloにnuiを加えたMahalo nui(マハロ・ヌイ)は、「本当にありがとう」「どうもありがとう」のように、より強い感謝を表します。
さらにloa(ロア)を加えたMahalo nui loa(マハロ・ヌイ・ロア)という表現もあります。
Mahalo(マハロ)
ありがとう
Mahalo nui(マハロ・ヌイ)
本当にありがとう
Mahalo nui loa(マハロ・ヌイ・ロア)
さらに強い感謝
nuiの意味を知ると、Mahalo nuiが「大きな感謝」を表していることも分かりやすくなります。
「大きなありがとう」「小さなことです」
Mahaloと感謝されたときの返事の一つに、He mea iki(ヘ・メア・イキ)という表現があります。
mea(メア)は「もの・こと」、iki(イキ)は「小さい」という意味です。
He mea ikiは、「小さなことです」「たいしたことではありません」といった意味で、感謝への返事として使われます。
Mahalo nui(マハロ・ヌイ)
――大きな感謝
He mea iki(ヘ・メア・イキ)
――小さなことです
「本当にありがとう」と大きく感謝を伝えることばと、「たいしたことではありませんよ」と返すことば。
ハワイを訪れたとき、何かうれしいことをしてもらったら、いつものMahalo(マハロ)だけでなく、Mahalo nui(マハロ・ヌイ)もぜひ使ってみてください。
参考資料・出典
・Pukui, Mary Kawena & Samuel H. Elbert, Hawaiian Dictionary, University of Hawaiʻi Press / Wehewehe Wikiwiki
mahalo / nui / loa / mea / iki の語義
・University of Hawaiʻi at Hilo, Wehewehe Wikiwiki/ Hawaiian Dictionaries
