ペレウラのキルの家
オアフのペレウラ(Peleʻula)のもとでは、キル(kilu)が行われていました。人々が集まり、歌や遊びを楽しむにぎやかな場の中に、ヒイアカもいました。
ヒイアカは、このペレウラのもとにとどまっていました。かつてカウアイからロヒアウを連れて戻る途中にも立ち寄った場所ですが、今はあのときとは状況が大きく変わっています。
ロヒアウは一度ペレの火によって命を失い、その後、カーネミロハエによって二度目の命を得ていました。しかしヒイアカは、ロヒアウが再び生きていることをまだ知りませんでした。

ミロの木にいたロヒアウ
ペレウラのキルの場にいたヒイアカは、やがてミロ(milo)の木のところにいる一人の男に気づきます。
そこにいたのは、ロヒアウでした。死んだはずのロヒアウが、生きた姿で目の前にいます。
カーネミロハエがロヒアウの魂を伴ってオアフの沖を通ったときには、その正体を見抜けなかったヒイアカでした。しかし今、あのとき知ることのできなかったロヒアウの姿を、目の前に見ることになったのです。
一度は失ったと思っていたロヒアウ。その人が、再びヒイアカの前に現れました。

二度の死を越えた再会
ヒイアカとロヒアウが初めて出会ったのは、カウアイでした。そのときロヒアウはすでに命を失っており、ヒイアカが魂を探し出して生き返らせました。
その後、二人はともにキラウエアへ向かいます。しかし旅の終わりで、ロヒアウは再び命を失いました。
今度はカーネミロハエが彼の魂を見つけ、二度目の命を与えます。ヒイアカの知らないところで、ロヒアウは再びこの世へ戻っていたのです。
そして今、二人はオアフで再び顔を合わせます。海を渡り、島々をめぐり、二度の死を越えたロヒアウと、長い旅の中で多くを失い、ペレとの関係も大きく変わったヒイアカが、ようやくもう一度同じ場所に立ちました。

最後のキルへ
ロヒアウをカウアイへ迎えに行くことから始まったヒイアカの旅は、すでに最初の目的とは違うものになっていました。
ペレのもとへ連れて帰るはずだったロヒアウは、二度目の命を得たあと、ヒイアカを望む意思を示しました。そしてヒイアカもまた、生きているロヒアウと再び出会います。
けれども、ペレウラのキルの場での出来事は、まだ続いていました。
再び出会った二人を前に、キルの場では、物語の終わりへつながる最後の出来事が始まろうとしていました。


