ハワイの伝統料理とは?
ハワイの伝統料理は、先住民の文化や移民の影響を受けて多様に発展してきました。ローカルフードと呼ばれるこれらの料理は、家庭の食卓やルアウ(宴)の場でも親しまれています。ハワイに行ったら、まず味わいたい5つの代表的な伝統料理をご紹介します。
1. ポイ(Poi)
ポイはタロイモ(kalo)を蒸してつぶし、水を加えて発酵させたペースト状の食品です。酸味ととろみのある独特の味わいで、かつてはハワイアンの主食でした。味の好みが分かれることでも知られていますが、ハワイの文化を語る上で欠かせない一品です。
出典:Bishop Museum “Taro and Poi: Hawaiian Staples”

2. カルアピッグ(Kālua Pig)
カルアピッグは、豚肉をimu(イム=地中のかまど)でじっくり蒸し焼きにした料理です。塩だけで味付けされるとは思えないほど、しっとり柔らかく、燻したような香ばしさが特徴。ルアウでは主役級の料理として振る舞われます。
出典:Hawaii Tourism Authority “The Traditions of Luau”

3. ラウラウ(Lau Lau)
ラウラウは、豚肉や魚をタロの葉で包み、ティーリーフで巻いて蒸した料理です。タロ葉が肉の旨味を吸い込み、風味豊かな一品に仕上がります。見た目はシンプルですが、手間暇かかった伝統的な調理法に多くの人が驚かされます。
出典:University of Hawaii at Manoa – Hawaiian Foodways

4. ロミロミサーモン(Lomi Lomi Salmon)
ロミロミとはハワイ語で「もみこむ」という意味。塩漬けサーモンにトマトやタマネギを混ぜ込んだ爽やかな前菜で、冷たく冷やして食べられます。ハワイの伝統料理の中でも比較的食べやすく、日本人にも人気の高い一品です。
出典:Kamehameha Schools Cultural Resources

5. ハウピア(Haupia)
ハウピアは、ココナッツミルクをベースにしたゼリー状のデザートで、甘さ控えめで滑らかな口当たりが魅力です。見た目はシンプルな白いキューブですが、ルアウの締めくくりには欠かせないスイーツです。
出典:Hawaiian Encyclopedia by Ulukau
