20世紀半ば、ハワイ準州(Territory of Hawaii)の人々は、さらに新しい時代を目指して動き始めていました。 長い間、合衆国の一部でありながら州としての権利を持てなかったハワイの人々には、「平等に声を上げたい」という願いが大きく膨らんでいきます。 準州議会や地域のリーダーたちは、州昇格(statehood)を訴え続けました。 経済も大きく変わり、観光産業が急速に発展し、移民たちの子孫がホテル業や旅行業、文化の発信など新しい仕事に挑戦する姿が多く見られるようになりました。 フラ(Hula)はこの時代、観光産業の象徴のひとつとして世界に紹介される一方で、本来の神聖さや文化的価値を守ろうとする人々の想いも強まっていきます。 こうして、さまざまな民族のルーツを抱えながら一つの島の未来を築こうとする人々の姿が、次の時代を迎える大きな力となっていったのです。 次の記事では、ハワイがアメリカ合衆国の50番目の州として迎えた新たな幕開けをご紹介します。
参考文献:Thurston Twigg-Smith, Hawaiian Sovereignty: Do the Facts Matter?, 1998, Goodale Publishing; Ralph S. Kuykendall, The Hawaiian Kingdom Volume III, 1967, University of Hawaii Press; Ronald Takaki, Pau Hana: Plantation Life and Labor in Hawaii, 1983, University of Hawaii Press; Franklin Odo, Voices from the Canefields: Folksongs from Japanese Immigrant Workers in Hawaii, 2013, Oxford University Press; Eleanor C. Nordyke, The Peopling of Hawaii, 1989, University of Hawaii Press